FXトレードルールの作り方。注文時、決済時、損切り時の3つルールで実際に実行可能なルールにすること。

FXの世界で生き残るためには自分で決めたルールを破らないことが重要だと言います。

FXのトレードの失敗の多くは自分で決めたルールを破ったせいです。

自分で破ってしまうようなルールでは意味ありません。

それ以前に「ルール」をどうやって作ればいいのかがわからない人も多いです。

どんなルールを作ればいいのでしょうか?

 

FXのトレードで決めるルールは3つ。

エントリー(注文時)のルール、損切りのルール、イグジット(決済時、利益確定時)のルールの3つです。

 

エントリーのルール

どのタイミングで注文を入れるかを決めます。

自分の勘や相場の雰囲気(ここまで下がったのだから上がるだろうなど根拠のないもの)で注文を入れてしまう人がいますがルールを決めてルールに従って注文してください。

エントリーのルールの決め方がわからない。

エントリーのルールで多いのはテクニカル分析による「買いシグナル」や「売りシグナル」による注文です。

有名なものとして「移動平均線」を用いた「ゴールデンクロス」や「デッドクロス」です。

 

ローソク足の並び方や形状からエントリーのタイミングを計る手法もあります。

有名な手法として「酒田五法」があります。

どのシグナルによるエントリーが自分にあっているのかは実際に試してみなければわかりません。

 

あとで自分が行ったトレードを分析するためにFXのトレード日記を付けトレードの内容を記録します。

デモトレードや少額のリアルマネーでトレードを行って記録することで自分が一番勝てるエントリーのルールを見つけるための必要な作業です。

 

損切りのルール

3つのルールの中で守る(確実に実行する)のが一番難しいのが損切りのルールです。

誰でも損はしたくないものです。

FXのトレードは常に勝ち続けることは不可能です。

自分の予想が外れたとき素直に負けを認め損切りする勇気を持つこと。

損失を最小限に抑えることで次のトレードに挑めます。

損切りのルールを自ら破り致命傷になる損失を被りFXから退場していったトレーダーは数知れず。

損切りのルールは明確な数値を設定し機械的に損切りを行う必要があります。

〇〇pips逆に動いたら損切りを行う。

サポートライン、レジスタンスラインに触れたら損切りを行う。

〇〇時になったら決済する、など。

時間帯によって勝ちやすい時間帯、負けやすい時間帯があります。

自分が不得意とする時間帯に入る前にイグジットすることも必要な勇気です。

 

損切りルールをpipsで決める場合、損しても痛くない金額になる数値で設定します。

1,000円の損失は平気だが2,000円の損失は大きいと感じるのであれば損失が1,000円までになるpipsに決めます。

設定したpipsになったら自動で損切りするように「逆指値注文」を入れておきます。

 

FXのトレードの損益をpipsのみで考え、「〇〇円買勝った、負けた」を意識しないようにトレードする人も多いです。

金額を意識するとトレードに感情が入ってしまいルールを破りやすくなるからです。

 

利益確定のルール

「負け」が続くと少しの利益でも決済してしまいたくなります。

FXのトレードは勝ち負けを繰り返します。

負けたときの金額は大きいが勝った時の金額が少なければ「勝ち負けの繰り返し」ではどんどん損失額が膨らんでしまいます。

利益確定の金額(またはpips)は損切りよりも大きく設定しなければ資金は増えていきません。

 

しかし微益が出ている状態で相場の動きを見守ることはとても苦しいです。

「もしも相場の動きが変わり今の利益が損失に変わってしまったら」

少なくてもいいから利益が出ているうちに決済してしまいたい。

このような考えを持つ人は「含み損」を抱えている状態でも同じような気持ちになります。

「この含み損ももう少ししたらレートが反転し含み益になるかもしれない」

利益確定のルールが守れない人は損切りのルールも守れません。

少ない利益を積み重ねるが負け一つで微益の積み重ねは吹っ飛び損失だけが残るのです。

初めは何でもいいです。

例えば「利益確定pipsは損失pipsの1.5倍のpips」と決め、注文中は下手に為替レートを見ないことです。

指値注文」と「逆指値注文」はセットであらかじめ注文しておき、あなたは為替の動きは見ない。

後で結果を確認すればいいのだから。

 

注意事項として、ルールはなるべくシンプルなものにすること。

複雑にするとルールを忘れてしまうだけでなく、エントリー、損切り、利益確定のタイミングを逃してしまう可能性があるからです。

意図せずにルールを破ることになりかねないので暗記できるレベルのルールにしましょう。

 

トレード日記を付ける

最も重要なのが「資金管理」。

自分の生活費を削ってまでしてFXの資金に回すことは絶対に禁止。

FXのトレードで失っても問題のない資金(金額)でトレードすること。

FXの口座に入金したお金の管理も重要ですが、FXの口座に入金するお金は生活費から切り離した「余剰金」であること。

FXのトレードに生活費を投入してしまうと感情に流されルールを破りやすくなります。

 

トレード日記を付けることで後から自分の取り引きを客観的に見ることができます。

「なぜあの時のトレードは失敗したのか」を考える必要があるからです。

トレードの記録を付けていない場合、どのようなやり方で勝ったのか負けたのか思い出せなくなります。

同じ轍を踏まないようにトレード日記を付けます。

トレード日記の内容はなるべく細かく記したほうがいいです。

エントリーとイグジットの日時、損益の詳細、使用したエントリー手法など。

あなたの感想も付け加えると尚いいです。

その注文が感情によって曲げられたものなのか、注文のタイミングが間違っていたのか、使用したテクニカル分析が間違っていたのか。

 

まずは実践あるのみ。

少ない資金からでもトレードできるXMTRADINGならばリアルマネーのトレードの実践を重ねることができます。

デモトレードとリアルマネートレードは全くの別物という人もいます。

少ない金額でもリアルな自分のお金が減ったり増えたりすることに対する感情はトレードに影響します。

デモトレードでは勝てた手法がリアルトレードに変えた途端に勝てなくなったという話しをよく耳にします。

負けても痛くない金額でトレードできるXMTRADINGを実験場にしてあなたの勝てるトレードルールを格率させましょう。

あなたは「ルール」を守り続けられますか?

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