勝率が50%ならば理論的には必ず勝つ戦略

「勝率が50%」のギャンブルというと1対1のコイントスやサイコロ丁半賭博、ルーレットの赤黒ベットなどがあります。
「マーチンゲール法」ならば理論的には必ず勝てます。

マーチンゲール法のルールは至って簡単です。
負けたら次の勝負は倍の金額を賭けます。
勝ったら金額をリセットして最初にベット金額に戻します。

例えば、最初に100円を賭けたとします。
負けた場合、次は倍の金額の200円を賭けます。
それでも負けた場合、さらに倍の金額の400円を賭けます。
これを勝つまで繰り返します。
400円を賭けた勝負に勝てば800円。
勝つまでに費やした金額は100円+200円+400円＝700円なので100円の利益になります。
何連敗したとしても1回の勝利で利益に転じることができます。
ただし利益は最初に賭ける金額なので一度に大きな利益を出すことはできません。
コツコツと利益を積み重ねていくのがマーチンゲール法です。

「理論的には」必ず勝ちますが場合によっては通用しないこともあります。
それは賭ける金額に上限が設けられていた場合です。
「勝率50%」で連続で負け続けることも難しいことですが仮に負け続け賭けられる金額の上限に達してしまった場合は通用しなくなります。

マーチンゲール法はFXトレードで通用するのか？

FXは為替レートが上がるか下がるかの2択なので勝率は50%と考える人がいるかもしれません。
マーチンゲール法はFXトレードで通用するのでしょうか？

たしかにFXトレードの選択は「買い」と「売り」の2択です。
しかし予想が当たっても注文数の2倍の利益になるわけではありません。
マーチンゲール法を生かすためには利益が2倍になるまで待つ必要があります。
負けが続くと注文数が増えるため2倍の利益を得るためには大きな為替レートの変動が必要になるため現実的ではなくなってしまいます。

FXトレードにマーチンゲール法は通用しないでしょう。