FXでポジションをとるタイミングは。大衆の行動を予測し大衆とは逆の行動をとれるようになれ。

株式売買などの場合、今後値上がりしそうな銘柄の株を「買って」株を保有し、値上がりしたところで保有している株を「売り」利益を上げます。

FXの場合は通貨ペアの値が上がると予想すれば「買い」で、値が下がると予想すれば「売り」で注文が行えます。

「買い」からでも「売り」からでもポジションを取ることができるため、株式売買と比べトレードチャンスが2倍あると言えます。

しかし実際にFXでトレードしている人たちは「買い」が得意なトレーダーと「売り」が得意なトレーダーに分かれるようです。

気持ち的に「売り」から入るのが苦手なトレーダーも多いようです。

「買い」の場合、徐々に上昇していく相場で利益を少しずつ増やしていくイメージですが、「売り」の場合、急激に下る相場で利益を一気に得るイメージです。

買いからでも売りからでも同じではないのでしょうか?

人の心理的な影響でトレードに違いが生まれます。

人は上から下に落ちることに恐怖を感じます。

逆に下から上に上がっていくことには恐怖よりも驚きを感じます。

FXで相場が下がるときと上がるときとでは違いがあります。

傾向として、上昇時はだんだんと上がっていきますが、下降時は短時間で下がります。

例えば上昇トレンドでの場合、利益が出たからといって慌てて決済する必要はありません。

徐々に上昇する傾向にあるのでもう少し様子を見て十分に利益が乗ったところで決済するべきです。

下降トレンドの場合、ポジションをとるタイミングが難しいです。

下がり始めたら一気に下がりますので、なるべく早いタイミングで注文を入れる必要があります。

利益確定も短期間で行うことになるでしょう。

上記のことから、買いと売りとではポジションの保有時間が違ってきます。

買いのポジションを保有している時間は比較的長く、売りのポジションを保有している時間は比較的短くなります。

これはスワップポイントも絡んできます。

買いポジションの場合、スワップポイントはプラスの場合が多いですが、売りポジションの場合はマイナスの場合が多いからです。

日をまたいでポジションを持つと売りのポジションではマイナスのスワップポイントが発生してしまう場合が多いからです。

FXではトレーダーの心理を考えてトレードを行うことで生き残ることができるようになります。

例えば、相場が急降下したとしましょう。

下がると人は恐怖を感じます。

買いでポジションを持っている人は恐怖を感じ慌てて「損切り」を行います。

大量の損切りの注文が入ることでさらに相場は下降します。

多くのトレーダーが損切りをするタイミングで新規の「売り」の注文を入れます。

多くのトレーダーが損失を確定しているタイミングであなたは利益を得ることができます。

買いからでも売りからでもトレードできるのがFXですが人は「売り」のポジションを取りにくいようです。

チャートが下がると利益が出る。

多くの人はそのことに違和感を感じます。

大衆の心理の逆を突くことがFXの「勝ち組」に入る近道です。

FXは9割の人が損をしていて、残り1割の人が利益を得ています。

そうです、「その他大勢(大衆)」の中にいるということは「負け組」にいるということです。

大衆

ポジションをとるタイミングを考えてみてください。

あなたが「今が買いのチャンス」と思ったタイミングは9割のトレーダーも「買いだ」思うタイミングです。

ここで注文を入れることは「負け組」に入るということです。

その後の展開を予想してみてください。

相場が上がったらトレーダーはどういう行動を取るのか。

下がった場合にはどういう行動を取るのか。

多くの人が損をするタイミングで注文を入れるのです。

冷静な「もう一人の自分」を作り、「大衆の中の自分」の行動を冷静に分析すればおのずとエントリーポイントが見えてくることでしょう。

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