FXのトレードにおける「勝利」の考え方は人によって違います。
FXのトレードを続けてきて負けることもあるがトータルで見たときに資金が増えてきており、FXのトレードだけで生活ができるレベルまで達したときに「勝利」と感じると考えるトレーダーは多いかもしれません。
または目標金額があって、1,000万円を稼げたら「勝利」と思う人、1億円プレーヤー(億り人)になることが目標だという人もいるでしょう。
1回の利益確定で「勝利」を感じているのならばそれは大きな間違いです。
FXのトレードは運だけでも利益を出すことができるため、運で得た「勝利」を自分の実力と勘違いしてしまう人がけっこう多いです。
「運も実力のうち」とは言いますが運だけで生きていけるほどFXの世界は甘くないです。
FXのトレードは注文を入れるときよりも決済するときのほうが難しいです。
FXのトレードはチャートが上昇中ならば「買い」、下降中ならば「売り」で注文を入れる「順張り」が推奨されています。
しかし多くのトレーダーは「逆張り」好きです。
為替チャートを見ていて徐々にレートが上がる(下がる)と「これ以上は上がらない(下がらない)」と考えてしまいます。
「値ごろ感」という根拠のない理由から「逆張り」で注文を入れてしまうのです。
「上がったレートはそのうちに下がり元の水準あたりまで戻る」
これまでの経験則から為替レートは上がり下がりを繰り返していることを学んでいます。
為替レートの動きを知っているのになぜ多くのトレーダーは負けるのか?
9割のトレーダーが「負けている」という事実。
FXトレーダーの成功者は10人に1人。
自分が成功者側の1割に入るためには「握力」が必要です。
「握力」とは自分がポジションを持ち続けることのできる資金力のことを言います。
例えば、1万円の証拠金でトレードしている人と10万円の証拠金でトレードしている人がいるとします。
全く同じ条件で取り引きをした場合、先にロスカットになるのは1万円の証拠金でトレードしていた人です。
為替レートは上がったり下がったりを繰り返しています。
1万円の証拠金でトレードしていた人は為替レートが逆方向に動いたときにロスカットレベルに達しロスカットが執行され損失となりました。
つまり「負け」です。
10万円の証拠金でトレードしていた人の場合、ロスカットレベルまで達していないためロスカットは執行されず「含み損」を抱えた状態のままです。
その後、為替レートが反転し逆に「含み益」に転じました。
ここで決済をすれば利益となります。
つまり「勝ち」です。
同じ条件でトレードしても証拠金の違いによって「勝ち」「負け」が分かれるのです。
どこまで為替レートが自分の予想の逆を行ってもロスカットに耐えられるだけの証拠金があるのかを把握する。
資金管理ができていないトレーダーは多いです。
トレードする通貨ペアのボラティリティ(変動幅)を確認し、耐えうるだけの証拠金を用意する。
またはロット数を調整します。
よく、ネットの広告などで「損切りはするな」という言葉を見ます。
そして、「損切りを確実に実行することが重要」という言葉も見ます。
一体、どちらを信じればいいのでしょうか?
自分の予想がハズレたと思ったのならば予め決めておいた「損切りライン」で損切りを実行することはとても重要です。
ただ、その「損切りライン」はどのくらい下に設定されているのでしょうか?
ボラティリティを無視した損切りラインの場合、ちょっとした為替レートの「ブレ」で損切りラインにタッチしてしまう可能性が高まります。
損切りラインの決め方一つで利益にもなり損失にもなります。
「含み損」の状態であっても為替の動きが「想定内のブレ」であるならばポジションを持ち続けるべきであり、そのためにはポジションを持ち続けられる「握力」が重要になってくるのです。
つまり、「無駄な損切りはするな」であり、「想定から外れたのならば確実に損切りを実行せよ」ということです。
そして予想が困難な「重要指標発表時」にはポジションを持たないことです。
ギャンブル的なトレードは良い結果をもたらしません。
FXでトレードする会社選びも重要です。
「どこのFX業者でも結果は同じ」
そう思っていませんか?
結果が大きく変わるのが日本のFX業者から海外のFX業者に乗り換えた場合です。
最大の違いはレバレッジ。
日本のFX業者の最大レバレッジは25倍です。
海外のFX業者の中で一番人気のXMの場合、最大レバレッジは888倍です。
1万円の資金は888万円でトレードできます。
少ない資金からでもFXのトレードが始められることも魅力の一つです。
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