為替相場の約8割はレンジ相場だと言われています。
レンジ相場では値動きが少ないためなかなか大きな利益を出せません。
大きな利益を得るためにはトレンド相場で勝負しなければ。
トレンド相場で利益を上げるためには、いつトレンドが発生し、いつ終わるかです。
トレンドに乗り遅れれば利益は少なくなります。
もっと乗り遅れればエントリーした直後にトレンドが終わり利益どころか損失になります。
まずはトレンドの発生源が何かを知ることです。
トレンドが発生するには何か「きっかけ」があります。
トレンドの発生パターンはいくつかあります。
- 指標発表からのトレンド発生
- 枯渇したレンジからのトレンド発生
- サプライズからのトレンド発生
- 自然的なトレンド発生
一番わかりやすいのが指標発表からのトレンドの発生です。
多くのトレーダーが重要指標に注目しています。
指標で重要なのは結果の良し悪しよりも予想と結果がどのくらい違うかです。
為替相場は指標発表前までに指標の予想値により調整されます。
指標が予想通りの結果ならば為替相場は動きません。
予想された数値と結果の数値に開きがあればあるほど為替相場は反応し大きな動きになります。
大きな動きがきっかけでトレンドが発生することは多々あります。
しかしこのトレンドの発生を予測するのはとても難しいです。
指標が発表されてからのエントリーになるのですが、発表直後は為替レートが大きく上下に揺さぶられることが多々あるため、直後にエントリーした場合、大きな上下の振れでロスカットレベルに触れてしまう可能性もあります。
結果的にトレンドが発生しても初動の大きな振れで殺られトレンドに乗れなくなるのです。
よく「指標発表時のトレードは控えるべき」といいます。
このタイミングでのトレードはギャンブルのようなものだからです。
トレンドを見極めてからトレードを行うのであれば、ギャンブル的な意味合いの強いトレードは避けるべきです。
枯渇したレンジからのトレンド発生はいつブレイクするかを予測するのが難しいです。
動きが鈍くなってきたチャートを眺めながら動きがあるまでじっと待つ、そんな戦法になります。
動きが現れ「トレンド発生か?」と思いエントリーしたら少し大きなレンジが発生しただけだったということがよく起こります。
動きが少なくなると、ちょっとした動きが大きな動きと勘違いしやすくなります。
それでもエントリーしなければもしもトレンドが発生した場合には乗り遅れてしまいます。
トレンドが発生する可能性を考えレンジ相場でも対応が可能な注文方法で様子を見ながらのエントリーとなるでしょう。
サプライズからのトレンド発生は予測することはまず不可能です。
不意打ちは為替相場に混乱を招きます。
動きは活発になりますが上がるか下がるかの予想が難しくなります。
サプライズと言っても良いことと悪いことどちらも起こり得ます。
大きな地震発生などは悪い意味でのサプライズとなりますので方向は予想しやすいですがいつ起こるか予想は不可能です。
自然的なトレンド発生は実際はヘッジファンドなどが流れを作っているようです。
最近はAIにより操作されています。
動きがなければ利益を得ることができないので無理矢理動きを作り出すのです。
為替に動きを与えるには莫大な資金が必要です。
莫大な資金を武器にヘッジファンドたちはAIを使用し流れを作り出し、個人投資家たちに罠を仕掛けます。
資金面ではヘッジファンドたちには到底太刀打ちできません。
でも私たちにはレバレッジという武器があり資金面にブーストをかけ利益を大きくすることができます。
XMの最大1000倍のレバレッジは取引金額10万円を1億円にブーストしてくれると考えると強力すぎて怖いです。
FXは比較的トレンドが発生しやすい
FXの特徴として株と比べトレンドが発生しやすいです。
FXは比較的、経済ニュースなどに忠実な動きを見せることが多いからです。
ただ、このトレンドが短期的なものなのか長期的なものなのかを見極めるのは難しいです。
トレンドの見極めは重要ですがエントリーポイントのほうが重要です。
明らかにトレンドの方向がわかっても、エントリーポイントが遅ければ儲けは少ないですし、トレンドが終わり逆方法に動き出してしまうかもしれません。
まあ、投資の格言に「頭と尻尾はくれてやれ」という言葉がありますので、底値で買って天井で売るみたいな考え方をしてはいけません。
エントリーが少し遅れても、決済が少し早めでもいいのです。
おいしいのは「身の部分」なので頭と尻尾は狙わないほうがいいです。
トレンドが発生しやすい時間帯
FXは土日を除いた24時間いつでも取り引きができます。
しかし為替相場は常に大きく動いているわけではありません。
相場が大きく動く時間帯があります。
それは欧州時間からNY時間にかけてです。
トレーダーの多くはこの時間帯に取り引きを行っています。
欧州市場は16時から始まります。
そこから2時間くらいまでがトレンドが発生しやすい時間帯です。
NY市場は21時から始まります。
そこから3時間くらいはトレンドが発生しやすい時間帯です。
アメリカの重要指標の発表は夏時間の場合で21時30分、冬時間の場合は22時30分が多いです。
重要指標発表後は大きく相場が動くことが多いです。
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