FXで予想するのは為替レートが上がるか下がるかのどちらかです。
注文は「買い」か「売り」の二者択一なので、FXの勝率は50%になると思いますか?
注文を入れた後、結果は上がるか下がるかのどちらかなので勝率は50%になると思ってしまいがちです。
現時点の為替レートより、上昇する可能性が高いのか、下降する可能性が高いのか。
いろいろなテクニカルチャートを分析し可能性の高いほうを選ぶ。
それでも為替の動きは予想と反する動きをするのだから「確率」ではFXの答えは導き出せません。
注文時に「上がるか」「下がるか」を予想するよりも、決済時のルール決めのほうが重要です。
例えば、注文してから決済するまでの時間を決めて固定してトレードをするとします。
注文してから10分ちょうどで決済する。
10分後は上がっているかもしれないし下がっているかもしれない。
もしかしたら注文したときと同じ為替レートのままかもしれません。
動きが無かった場合、スプレッド差により決済すると損失になります。
10分という短い時間では為替が動かない可能性もあります。
(まったく動かないということはないでしょうが・・・・。)
少し動いてもスプレッド差を埋めるほどの動きは起こらないかもしれません。
10分後の結果は、「予想通りで勝ち」「予想と反し負け」「値動きなしで負け」の3パターンです。
レンジ相場であった場合、値動きが少ないため短時間でスプレッド差以上の値動きが起こりにくいため「値動きなしで負け」の比率が上がり勝率は50%を大きく下回ります。
時間を長く設定した場合はどちらかに動いている可能性が高まります。
スプレッド差以上の値動きが起きている可能性が高いので勝率は50%までは行きませんが短期間のトレードと比べれば高まります。
保有ポジションと口座資金の割合も結果に大きな影響を与えます。
証拠金維持率が高ければロスカットレベルに達しにくいため多少の為替変動に耐えられます。
証拠金維持率が低ければ少しの値動きでロスカットされてしまいます。
ロスカットにより設定保有時間までポジションを維持できない可能性が加わるのでポジションを長く保持する場合でも勝率は50%以下になることには変わりません。
勝率が50%以下ということは「負け越し」が確定してしまうのが「保有時間を決めたトレード」です。
同じタイミングでエントリーしたとしても、資金力によって損益の差が生まれます。
「利益確定は20pipsと決め、10pips逆に動いた場合には損切りをする」
自分でルールを決め必ず実行する。
そしてそのルールを自ら破らない。
予想が外れたとき、素直に「損切り」ができるかが重要です。
勝率は9割以上なのに損益はマイナスというトレーダーも多いそうです。
微益を重ね徐々に資金を増やして来たのに、一度の損失で全てを失う。
損切りができないと「勝率9割で負け越し」という状態に陥るのです。
重要なのは「勝率」ではありません。
たとえ勝率が5割以下でもトータルでプラスになっており、徐々に資金が増えていくことが重要です。
重要指標発表後は為替レートが大きく変動することが多々起こります。
重要指標発表により為替レートがどう動くか予想することは非常に難しいです。
重要指標発表前までに保有しているポジションを一旦決済し、ポジションのない状態で重要指標を迎えるのが賢明です。
重要指標時にトレードすることは「ギャンブル性」の高いトレードになってしまいます。
ギャンブル性が高くても上がるか下がるかなので確率は50%、2回に1回は当たるだろう。
そう考えトレードしてみたいと思うかもしれません。
しかし大きな為替変動時には為替レートが大きく波を打つ可能性もあります。
大きな波(為替レートの大きな変動の揺れ)が起きたせいで予想は当たっていたのに下揺れのときにロスカットに引っかかり強制決済。
「揺れ」によってポジションを保持しきれなかった(ロスカットになってしまった)という人は多いです。
FXは「買い」と「売り」の二択ですが、勝率は決して50%ではなく、必ず50%以下になるということを忘れずに。
ゼロカット+レバレッジ1000倍の最強組み合わせはFXのトレードを勝利に導く剣と盾。
[PR]ギャンブルトレードはやらないほうがいい。でも当たるとデカい。
同じ時間、同じ金額で同じ注文を入れても、決済する時間が違えば結果はまったく違ってきます。
時間の制限がないので決済したくなければずっとポジションを保有したままにすることもできます。
含み損だったポジションも長いこと待ち続ければ含み益になる可能性も十分にあります。
(ポジションの塩漬けがいいと言っているわけではありません)
FXのトレードのストーリーを描きましょう。
そのストーリー(予想)から外れた値動きが起こったのであれば直ちに損切りを行うべきです。
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