低位株とは
低位株とは株価の水準が低い株のことを指します。
「ボロ株」と呼ばれることもあります。
明確な基準はありませんが500円以下のものを低位株と呼ぶことが多いです。
「低位株」と聞くと業績の振るわない企業という印象がありますが一流企業でも低位株の企業は数多くあります。
低位株の中でも株価が100円以下のものを「超低位株」と呼んだりもします。
低位株の魅力とは
低位株は比較的シンプルに株価が上下するので予想しやすく儲けが出やすいです。
株価の高い銘柄よりも断然儲け率が高いです。
例えば同じ100円の上昇でも、10,000円が10,100円になったのと、1,000円が1,100円では儲け率は実に10倍も違います。
運用資金が少なくても取り引きが行えるのも魅力の一つです。
いきなり大きな金額で取り引きを行うのは怖いと感じる人も多いので低位株は取り引きがしやすいです。
狙い目の低位株は?
安定して利益を得たいという人は財閥系企業と親密な関係にある10,000円以下の低位株の運用をおすすめします。
大儲けは期待できませんが、そこそこ小銭を稼ぐことができます。
財閥系企業とは下記のような企業のことです。
- 三井グループ(三井住友銀行、三井物産、三井不動産など)
- 三菱グループ(三菱UFJ銀行、三菱電機、三菱商事など)
- 住友グループ(三井住友銀行、住友金属工業、住友化学など)
- 安田グループ(みずほ銀行、毎時安田生命、安田不動産など)
上記の企業を四大財閥と呼ばれます。
おすすめ低位株の見つけ方
四季報などを見て株価10,000円以下の銘柄を探します。
その中から財閥系や聞いたことのある会社をチェックします。
チャートを確認し、底値を付けたと思えば買います。
低位株の魅力は「大化け」する可能性
低位株は株価が低いため下がる価格に限界があります。
何かをきっかけに急騰することがあります。
株価が10倍になったものを「テンバガー」と呼びます。
テンバガーは低位株から生まれやすいです。
テンバガーになりそうな低位株を探すのも魅力の一つです。
低位株のリスク
低位株への投資のリスクは値下がりよりも破綻です。
破綻を回避するために5項目をチェックします。
- 営業キャッシュフローがプラス
- 営業利益がプラス
- 利益余剰金が大きい
- 現金同等物が大きい
- 株主持分比率が高い
5項目すべてが当てはまる企業は当面は倒産する可能性は低いと思われます。
低位株の取り引きルールを決める
低位株を取り引きをするにあたり、自分の中で取り引きルールを決めることが重要です。
以下に取り引きルールの例を挙げます。
- 購入金額の2%を割ったら損切り
- 購入金額の10%確保できたら利益確定
- 銘柄選択は過去の株価水準の底値で実施
- 選択銘柄は100円以下の東証1部銘柄
自分で決めたルールを守り抜くことが大切です。
感情が入り、損切りを躊躇うことで大損する可能性が高まります。
「もっと儲けられるかも」という欲が出て決済が遅れその後反転し儲けが少なくなることもあり得ます。
低位株ランキング一覧
聞いたことがある会社で低位株ランキング一覧です。
1位、オンキヨー
2位、大黒屋ホールディングス
3位、ジャパンディスプレイ
4位、小僧寿し
5位、不二サッシ
6位、日本精密
7位、システムソフト
8位、伊豆シャボテンリゾート
9位、文教堂グループホールディングス
10位、オリエントコーポレーション
低位株で知っている会社はどのくらいありましたか?
知っている会社のほうが取り引きしやすいと思います。
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