サラリーマンとして平日は仕事をし、帰宅後や仕事の合間にFXトレードで稼ぐ「兼業トレーダー」。
人によっては会社の給料よりもFXのトレードでの稼ぎのほうが多いといいます。
会社を辞めてFXトレードだけで食べていく「専業トレーダー」になりたいと考えている人もいると思います。
専業トレーダーになったとたんに稼げなくなったトレーダーは多く、専業トレーダーになったことを後悔している人も多いです。
FX専業トレーダーになった場合のメリットとデメリットについて考えます。
メリット
自由であること
トレードをするのは自分の意志で決められるため自由です。
例えば、「今日は1日何もしたくない」と思えばトレードしなくても誰も咎めません。
時間も自由です。
昼間にトレードするか夜にトレードするか、自分が得意とする時間帯があると思います。
サラリーマンのときは明日の仕事の支障にならないように時間的な制限がありました。
FX専業トレーダーになると朝方までトレードしてから就寝というやり方も選べます。
ネットが繋がる環境であればどんな場所でも取り引きが行えるため自分のいる場所も自由です。
海外に行っても、旅行に行ってもトレードが行える自由。
収入に上限がない
専業トレーダーとして利益を上げられるようになると、どこまでも利益を得られるようになります。
利益を上げられる仕組みが出来上がれば複利効果で加速度的に増やすことが可能です。
「スキル」が身に付けばスキルに応じて稼げます。
「スキル」はいろいろありますが「トレードの手法」はもちろん「リスク管理」「資金管理」「メンタルコントロール」などFXのトレードに必要なスキルはたくさんあり勉強する必要があります。
学歴、性別、年齢、人間関係からの開放
FXのトレードに学歴は関係ありません。
トレードで利益を上げたものが勝者であり学歴による差はありません。
当然、性別、年齢も関係ありません。
会社勤めでは人間関係に悩み苦しんでいる人も多いですがFX専業トレーダーになれば仕事で人間関係に悩む必要もなくなります。
デメリット
収入が不安定
FX専業トレーダーになって稼げるようになるかはすべてあなた次第のためサラリーマンのように毎月決まった金額を得られません。
収入が不安定ということで結婚相手の理解も必要です。
トレードがうまく行かない場合、赤字になることもあるため不安に感じる相手も多いです。
自由は孤独
メリットとして「自由」を挙げましたが自由であるということは「孤独」でもあります。
専業トレーダーは他の人に頼ることが難しく、問題は自分で解決しなければなりません。
社会との関わり方が変わるためこれまで自然と得られていた「情報」がこれからは自分で探さなければ知ることができない状況になることも考えられます。
「トレードするタイミング」が見つからず「暇」になることも多いです。
トレード以外の趣味を持つことをオススメします。
健康問題
FX専業トレーダーは基本、パソコンの前に座りチャートなどを眺めて1日を過ごします。
通勤することもないので動くことが少なくなります。
意識的に運動をしなければ運動不足になること必至です。
健康を維持するには適切な食事と適度な運動が必要です。
年利で資金を20%増やすことができるようになれば一人前
FXのトレードで一番難しいことが安定して利益を上げ続けることです。
FXのトレードは必ず負けます。
ずっと勝ち続けることは不可能です。
損切りするとき、如何に損失を少なくできるかが重要で難しいところです。
「年単位」で考え勝ち負けトータルで資金が20%以上増やすことができていれば専業トレーダーの道を考えてもいいかもしれません。
ただし、1年間での結果ではなく数年に渡り資金を20%以上増やすことができるようになってからの話しです。
例として最初の資金1000万円→1年後1200万円→2年後1440万円→3年後1728万円
最初に用意する資金が1000万円でも3年後の年収は288万円です。
専業トレーダーになって年収288万円ではまだまだ不安です。
ここから税金が引かれるのだから・・・・。
FX専業トレーダーの取り引きはスキャルピングが多いです。
FX業者はスキャルピングに適したFX業者を選びましょう。