サヤ取りとは
サヤ取りとは株式などの金融商品において「売り」と「買い」を同時に行い、その価格差(サヤ)の伸縮から利益を狙う投資法です。
FXや日経平均などでも「サヤ取り」を行って取り引きを行う人がいます。
「サヤ取り」はほかに「裁定取り引き」、「アービトラージ」、「ペアトレード」などと呼ばれます。
サヤ取りでは異なる2つの銘柄をペアとして、常に「両建て」のポジションを取ります。
FXでサヤ取りを行うのはチャートの値動きが似ている通貨ペアです。
「AUD/JPYとNZD/JPY」などが似た値動きをします。
ほかには「GBP/JPYとEUR/JPY」なども似た値動きをします。
似た値動きをしますが全く同じではありません。
その国個別の判断材料や経済状況によって差が出るからです。
片方の通貨ペアの変動が大きいのにもう片方の通貨ペアの変動はそれほど大きなものではなければ「サヤ」が発生します。
2つの通貨ペアの差が広がった、このタイミングで「買い」と「売り」の両方で注文を入れます。
2つの通貨ペアの差が元に戻った、このタイミング「買い」と「売り」の両方を決済します。
「両建て」の状態ですので、片方の通貨ペアは収支がプラスになり、もう片方の通貨ペアは収支がマイナスになるハズです。
プラス収支からマイナス収支を差し引いた金額が利益になります。
サヤ取りでのトレードにはテクニカルチャートを使う必要はありません。
「サヤ」が広がる「時」を待っていればいいのです。
ほかには、真逆の値動きをする通貨ペアで同じ方向にエントリーする方法もサヤ取りの一種です。
例えば、「ドル/円とユーロ/ドル」は逆の動きをすることが多いです。
サヤが広がったところで同じ方向に注文します。
サヤ取りは大きな利益が期待できるものではなく、小さな利益を積み重ねる手法です。
利益が少ない分、リスクが低いのでトレードしやすいという利点があります。
サヤ取りするならMT4が便利
サヤ取りでトレードするためには2つの通貨ペアのチャートを見比べていなければなりません。
これは思った以上に面倒な作業です。
画面に2つのチャートを同時に表示させ乖離が起きていないかチェックします。
いつ乖離が起こるかわからないので常にチャートを見ていなければなりません。
MT4(メタトレーダー4)ならば高機能なテクニカルチャートを表示することができます。
2つの通貨ペアのチャートをオーバーレイ表示(重ねて表示)することができます。
オーバーレイ表示ならば乖離がすぐにわかります。
MT4ではEA(自動売買プログラム)で取り引きが行えます。
サヤ取りを自動で行うプログラムもあるので、チャートを見続ける必要がありません。
設定が適切かの確認をするだけです。
ハイレバレッジが魅力のXMがおすすめ
XMではサヤ取り(裁定取引)による取り引きを禁止しています。
日本のFX業者から海外のFX業者に乗り換えるトレーダーの多くがXMを選んでいます。
日本のFX業者の場合、最大レバレッジは25倍までという規制があります。
FXの最大の魅力はハイレバレッジでの取り引きです。
25倍よりも888倍に魅力を感じ、日本のFX業者から海外のFX業者であるXMに乗り換えるトレーダーが多いです。
XMの最大レバレッジは888倍。
多くの人がレバレッジ888倍でトレードしたくてXMを選びました。
XMは海外FX業者人気No.1です。
XMならばMT4が無料で利用できます。
MT4ならばEA(自動売買プログラム)が利用できます。
自動売買をするためには常時インターネットに接続し24時間プログラムを稼働し続けるパソコンが必要です。
自宅のパソコンを24時間起動しっぱなしにしたくないという人は多いです。
ならばVPSサーバー(レンタルサーバー)を利用しましょう。
VPSとは「バーチャルプライベートサーバー」の略です。
VPS上でMT4を稼働させれば、VPSとの接続を切ってもVPSは稼働し続けます。
VPSサーバーは通常、有料のサービスです。
XMならば条件を満たせば無料でVPSサーバーを提供してくれます。
条件は2つ。
- FX口座に$5,000以上あること
- 5Lot/月以上の取り引きがあること
条件に満たない場合でも月に$28の手数料で利用できます。
VPSサーバーを利用することでスマホからでも操作することができるため場所を選びません。