ボリンジャーバンドとMACD。FXで行うテクニカル分析は組み合わせて効果発揮

ボリンジャーバンドとは

ボリンジャーバンド

ボリンジャーバンドとは「偏差値」と同じ統計学に基づいているFXでは定番のテクニカル指標の一つです。

移動平均を示す線とその上下に値動きの幅を示す線が表示されています。

価格の大半はこの帯(バンド)の中に収まるという統計学を応用しています。

正規分布の考え方からするとボリンジャーバンドの±2σ線を超える確率はわずか4%ということになり、いずれは平均値に戻ってくるであろうと予想するのです。

ボリンジャーバンドは「逆張り」を予想する基本と言えます。

またはトレンドの転換の出発点といえるシグナルとして捉えたりします。

ボリンジャーバンドを見ているとバンドの幅が広がったり狭くなったりします。

相場が膠着しているとバンドは狭まります。

価格変動が大きい場合はバンドの幅が広くなります。

バンドの幅が狭まったあとに一気に相場が動くことがよく起こります。

バンドの幅が狭まったらトレンドの発生が近いと思って下さい。

MACDとは

MACD

MACDとは「Moving Average Convergence/Divergence Trading Method」の略です。

日本語にすると「移動平均・収束拡散トレンド法」となります。

読み方は「マックディー」です。

MACDは移動平均を発展させた精度の高いテクニカル分析です。

比較的、新しいテクニカル指標です。

移動平均の発展型でトレンドを捉えるテクニカル指標です。

トレンド系の指標でありながらオシレーター系の指標でもあります。

オシレーター系とは「買われすぎ」や「売られすぎ」を計測しその反転を予測して逆張りをするためのサインとして用いられているものです。

トレンド系とオシレーター系のテクニカル指標

トレンド系テクニカル指標

トレンド系テクニカル指標とは相場の大きなトレンドの流れを掴むためのテクニカル指標です。

全体的な相場の方向性を探るために使用される場合が多いので中長期の相場を分析するときに効果を発揮しやすいと考えられています。

トレンド系テクニカル指標には下記のようなものが存在します。

  • 単純移動平均
  • 指数平滑移動平均
  • 一目均衡表
  • エンベロープ
  • ボリンジャーバンド ピボット
  • HLバンド
  • フィボナッチ
  • パラボリック
  • 線形回帰トレンド
  • 新値足
  • カギ足
  • ポイント&フィギア

数あるトレンド系のテクニカル指標の中で最も有効であると考えられているのがRSI(Relative Strength Index)です。

RSIは価格変動の勢いを測定しトレンドの方向を確認できます。

通常の場合14期間で計算され70以上は買いすぎの状態であることを示し、30以下は売りすぎの状態であることを示します。

RSIはトレンド系のテクニカル指標でありオシレーター系のテクニカル指標でもあります。

オシレーター系テクニカル指標

オシレーター系テクニカル指標にはいろいろなものがありますが、共通しているのは「買われすぎ」や「売られすぎ」を計測し、その反転を予想して逆張りをするために利用されています。

オシレーター系テクニカル指標には下記のようなものが存在します。

  • MACD
  • RSI
  • サイコロジカルライン
  • ストキャスティクス
  • %Rオシレーター
  • 移動平均乖離率
  • DMI
  • 強弱レシオ
  • モメンタム
  • ROC
  • プライスオシレータ
  • DPO
  • コポック指標
  • CCI
  • ボラティリティ

オシレーター系のテクニカル指標の中で最も有効と考えられているのがストキャスティクス(Stochastic Oscillator)です。

市場が買いすぎまたは売りすぎの状態であるかを示します。

80以上のレベルで買いすぎ、20以下のレベルで売りすぎの状態と判断できます。

ストキャスティクスにはファストストキャスティクスとスローストキャスティクスの2種類があります。

価格変動の早さを強調して表示するファストストキャスティクスのほうが感度が高いです。

多くのテクニカル指標が存在しますがトレーダーが実際に使用しているのはごく一部です。

よく使われているテクニカル指標としてボリンジャーバンドMACDがあります。

よく使われているということは使えるテクニカル指標だと思われます。

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