FXのチャート分析に今でも有効なダウ理論

Pocket

FXはある程度勉強してから始めるものです。

初心者がいきなりトレードを行って勝てるほどFXの世界は甘くはありません。

FXを始めるにあたり知っておくべき「ダウ理論」について書いていきます。

「ダウ理論」の「ダウ」は人の名前から付けられました。

19世紀後半に活躍した金融ジャーナリスト「チャールズ・ダウ」です。

米国において初めて体系的なチャート分析理論を構築した人として知られています。

では「ダウ理論」とはどんな理論なのでしょうか。

市場すなわち為替レートはすべての情報を織り込む

為替レートは各国の経済状況や要人の発言、中央銀行の金融政策などといった「ファンダメンタルズ」の影響を受けます。

投資家たちの利益確定、損切りなど、実際に為替取引を行っているトレーダーたちの行動にも左右されます。

いろいろな状況が混ぜ合わさって為替レートが動いています。

これを逆さにして考えれば、「すべての情報は為替レートの値動きに反映されている」と言えます。

為替レートの今後の動きを予想するのは「値動き」だけを見ていればいいということになります。

為替レートの値動きを示したものが「チャート」です。

チャートを分析することが最重要であるということです。

為替レートのトレンドには3つの波動がある

ダウ理論では為替レートの値動きは「トレンド」によって支配されているとされています。

「トレンドに乗った取り引き」は今では当たり前ですが、ダウ理論はその礎になりました。

トレンドの3つの波動とは、

  • 1年~数年続く「長期トレンド」
  • 数週間~数ヶ月続く「中期トレンド」
  • 1時間~1ヶ月続く「短期トレンド」

この3つの局面で捉えています。

中期トレンドは長期トレンドとは逆方向の調整局面を示します。

修正幅は33%~66%に及ぶと考えられています。

これを、「3分の1押し」や「3分の2戻し」と言います。

為替レートのトレンドには3つの局面がある

単なる値動きのほかに投資家たちの動向からトレンドには3つの局面があるといいます。

第一段階、市場全体の考えに反し、一部の投資家たちが「買い集め」を行います。

この時期はまだ値動きは緩やかなものです。

第二段階、第一段階で動き始めた動きに市場全体が追従します。

急激な為替変動が起こります。

チャート分析を元に売買するトレンド重視の投資家が大挙として買いを入れるのがこの段階です。

第三段階、投機的な買いが猛威を振るうバブル状態になる第三段階に移行します。

第一段階で買った投資家たちの「売り抜け」が起こりトレンドはやがて終焉します。

トレンドは明確な終わりのシグナルが発生するまで続く

ダウ理論ではトレンドは一時的な価格変動の影響を超えて存在するものと考えられています。

為替レートの変動がノイズなのか明確なトレンド転換なのかを判断するのは難しいですが、ダウ理論で重視するのは直近の高値や安値です。

これまでの高値や安値を一時的ではなく明確に上回ったり下回ったりするような状態がトレンドと定義されるのです。

ダウ理論では横這い相場のことを「ライン」と呼びます。

トレンドの初期や末期に起こりやすいとされています。

日本人は「逆張り」が好きと言われています。

欧米人は「順張り」が得意と言われています。

欧米人のトレードの根底には「ダウ理論」があるのでしょう。

Pocket

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

error: Content is protected !!