ビットコインの価格が2018年1月以来となる200万円の大台を突破しました。
もしかしたら史上最高値を更新するかもしれません。
ビットコインの値動きと為替相場の値動きに関連性はないだろうか?
関連性が見つかればビットコインの値動きから米ドル/円の動きを予想できるかもしれません。
ビットコインバブルが弾けた2018年1月の前後の為替相場の値動きが今回の「第2波ビットコインバブル」でFXトレードの役に立つのではなかろうか。
まずはビットコインバブルの2017年の終わりからバブル後の2018年の初めのチャートを確認します。
2017年8月30日、ビットコインは1ビットコイン=50万円を超えました。
2017年11月26日、ビットコインは1ビットコイン=100万円を超えました。
50万円が100万円まで上がるのに約3ヶ月間かかりました。
2017年12月6日、1ビットコイン=150万円を超えました。
たったの10日間という早さで50万円も上がったことになります。
さらに驚くことにビットコインの最高値1ビットコイン=220万円はその翌日の2017年12月7日に付けました。
ビットコインバブルはここまででした。
この先は年末年始にかけて乱高下を繰り返します。
2018年1月7日、1ビットコイン=200万円を境にここから一気に下がっていきます。
2018年2月5日、1ビットコイン=74万円まで下がります。
約1ヶ月間で約125万円の下落です。
同じ期間の為替相場、米ドル/円のチャートを見ていきます。
2017年8月30日、1ドル=109.7円でした。
この頃は値動きが激しく、2017年7月10日に付けた1ドル=114円から下降トレンド中でした。
2017年9月8日の1ドル=107.8円まで下降トレンドが続き、一気に反転し上昇トレンドになります。
上昇トレンドは2017年11月1日まで続き、1ドル=114.1円と7月10日の水準まで戻りました。
ここからまた下降トレンドに入るのですが下降トレンドの底が2017年11月27日の111円でした。
このころからビットコインは急激に値上がりしています。
ビットコインの最高値を付けた2017年12月7日の米ドル/円は1ドル=113円、ここから年末年始にかけてビットコインと同じように乱高下を繰り返します。
2018年1月8日を境にここから下降トレンドに入ります。
下降トレンドの底は2018年3月23日、1ドル=104.7円まで下がりました。
ビットコインと米ドル/円の下降のタイミングが重なったことになります。
他の時期はどうだったのでしょうか?
ビットコインは2018年2月から11月ごろまで70~100万円の間を行ったり来たりのレンジ相場でした。
その後、さらに値を下げ翌年の2019年の3月ごろまで40万円前後の低価格で推移していました。
2019年4月ごろからビットコインは値上がりに転じます。
ピークは2019年6月26日の1ビットコイン=140万円。
同じ時期の米ドル/円の値動きはどうだったのでしょうか。
2019年4月ごろ、ビットコインは値上がりに転じましたが米ドル/円は下降トレンドに突入しています。
2019年4月の米ドル/円は1ドル=112円でしたが、ここから8月ごろまで下降トレンドが続き1ドル=104円台まで下がりました。
ビットコインのピーク、2019年6月26日は下降トレンドの途中でしたが、その後一時値を戻しています。
2020年2月23日、ビットコインは1ビットコイン=111万円でしたがここから値が下がっていき、2020年3月12日、ビットコインは最近の最安値1ビットコイン=51万円を付けました。
この日を境に現在の200万円まで上昇トレンドに突入しています。
同じ時期の米ドル/円の値動きを見ると、2020年2月20日に最近の最高値1ドル=112円を付けた翌日から急降下し3月9日に最近の最安値1ドル=102円台を記録しています。
同じ時期に大きく値が下がっていますがこれは新型コロナウイルスの感染拡大と原油価格の暴落の影響と考えられます。
こうやって見比べてみるとビットコインと米ドル/円の値動きに直接的な関係性があるとは思えませんでした。